統合失調症という霧の中。

僕、本当はここにはいないんです。そう思う時が、しばしばあります。それは文筆をしている時や、幻聴が何か言ってる時だったり。
その幻聴は何を言ってるかって?僕の聴こえる幻聴には主語が無いんです。
「やっぱり駄目だったか」とか、「任せるんじゃなかった」とかネガティブと捉えようとすれば、ネガティブ幻聴が聴こえてくるのです。
僕の事を言っているのでしょうか。僕は駄目な人間なんでしょうか?僕には重荷となる任務だったんでしょうか?それとも僕の事なんか一言も言ってないんでしょうか。
どれにも当てはまりません。だって、それは幻聴なのだから。冷静になれば、すぐに分かる筈の事です。でも統合失調症の真っ只中にいると、その当たり前の事が、分からなくなっちゃうんです。
だから統合失調症なんです。
統合が失調しているんです。
自分だけでは、どうにもならないんです。
家族の助けが、周りの優しい人の助けがなければ、僕は嘘の霧の中を徘徊してばかりいるのです。
だから、週二回、メンタルクリニックにも行くのです。だから、頓服が必要なのです。
助けを斯うのです。

作成者: 逢坂 純

逢坂 純(おうさかあつし):統合失調症当事者。 私は統合失調症という精神障がいを抱えています。 20年経っても、病気は徐々に回復してきてはいますが、 それでも毎日、幻聴や被害妄想に苦しめられています。 統合失調症を甘えや我儘だと言う人もいますが、 統合失調症は脳の病気なのです。 僕は創作活動を20年前からやっていました。 そのお陰で、統合失調症という精神障がいを少しでも緩和出来ていたのかもと今では思います。 統合失調症の世界観で描かれた小説、そして統合失調症の当事者本を出版しています。 尚、逢坂 純(おうさかあつし)という名前はペンネームです。

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