僕の著書『愛が何かも分からないけど』は、20代を統合失調症の闘病生活で、青春を送れなかった若者が主人公の小説です。その主人公は、30代になりある女性に恋をします。それが風俗嬢の女性なのですが、僕はこの作品を書いた当時、精神障がいの福祉の踏み入ってはいけないタブーに踏み込め!みたいな心境で、統合失調症当事者と風俗嬢の女性の恋愛を描きました。でも、それって結局、僕の勝手な統合失調症に対しての思い込みだったり差別だったりしたのかも知れません。統合失調症だから、恋愛する暇もなった、それはそれで確かな事かも知れません。だけど、統合失調症の人でも、普通に恋もするし、結婚もします。一般就職だってするし、一人暮らしだってする。症状は人それぞれ違うけれど、もしかしたら、「愛が何かも分からないけど」の主人公のような統合失調症の
当事者が本当にいるか知れないし、それが本当に統合失調症当事者の問題点なのかも知れません。誰も声に出して訴えないだけで、そんな現状が本当に精神障がいを抱える人の問題なのかも知れません。そう考えると次の作品を考えるのが楽しくなってきました。
これからも逢坂 純をどうか、ご贔屓にしてやって下さい。