「僕、殺されちゃうの?」、窓の外の木陰には男が一人、僕を見張ってる。

「僕、殺されちゃうのかな?」僕の病気の症
状がまた蓋を開けて、頭の中から顔を出し、
外の景色を除き出している最中です。僕は世
の中の暗部まで見過ぎてしまったんでしょう。
僕は知らなくていい事まで知り過ぎてしまっ
たのでしょう。だから殺されるのです。僕が
見過ぎてしまった世の中の暗部は、友人から
言わせれば、それはスピリチュアルな世界な
のだという事だそうです。友人にとってスピ
リチュアルとは、社会の日の当たらない暗部
の世界の事を指すそうです。そう言えば窓の
外でずっと僕の事を見張っている男がいる気
がします。いいや、決して気のせいではない
のです。彼を初めて見たのは、まだ夏の熱い
時節。太陽の下、あの木陰の下の影の中で、
汗を拭いながら、僕を見張っていたのを覚え
ています。季節は移り変わり、今は冬。彼は
一年中、僕の事を見張り続けているのです。
僕は何を犯したのだろう。心当たりがない。
僕は自分がなぜ殺されるのか、分からずに、
死んでいくのかな?僕は理由の分からない死
の恐怖に縛られながら今日も生きていくので
しょうか。窓の外の木陰には、まだ男がいる。

作成者: 逢坂 純

逢坂 純(おうさかあつし):統合失調症当事者。 私は統合失調症という精神障がいを抱えています。 20年経っても、病気は徐々に回復してきてはいますが、 それでも毎日、幻聴や被害妄想に苦しめられています。 統合失調症を甘えや我儘だと言う人もいますが、 統合失調症は脳の病気なのです。 僕は創作活動を20年前からやっていました。 そのお陰で、統合失調症という精神障がいを少しでも緩和出来ていたのかもと今では思います。 統合失調症の世界観で描かれた小説、そして統合失調症の当事者本を出版しています。 尚、逢坂 純(おうさかあつし)という名前はペンネームです。

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