産みの苦しみ。

以前は、よく他人に、僕が物語を書いているのは、なりたい自分になれるからだろうと思われていた時期がありました。やりたい事が何だかまだ分からないから、作品を書いて世の中の不条理や、やりたくても出来ない事ばかりの社会から現実逃避したいだけなんじゃないのかと言われた事が、ありました。
確かに20代の時は脚本家を目指していたのですが、出来る事もなく、賞に送ってもまるで反応なしでした。けれども、だからと言って作品に自分を投影して、自画自賛していた訳ではありません。これは最近になって、顕著に感じる事なのですが、創作は産みの苦しみを伴うものだと思いました。自分が作品を書く事で、僕の周りの人にも迷惑が掛かるのではないかと思ったからです。これはどういう事かというと、小説は自分の内側から湧き上がって出て来る感情を書くものだと僕は思っています。その感情は周りの環境からくるものだとも思っています。だから、周りの人達がいての自分の感情だと思っています。だから産みの苦しみがあるのは、当然なんだと思うのです。だけど、僕はそれでもひょうげんしたい事が沢山あって、それを苦しみながら作品に書いていきたいと思っています。

作成者: 逢坂 純

逢坂 純(おうさかあつし):統合失調症当事者。 私は統合失調症という精神障がいを抱えています。 20年経っても、病気は徐々に回復してきてはいますが、 それでも毎日、幻聴や被害妄想に苦しめられています。 統合失調症を甘えや我儘だと言う人もいますが、 統合失調症は脳の病気なのです。 僕は創作活動を20年前からやっていました。 そのお陰で、統合失調症という精神障がいを少しでも緩和出来ていたのかもと今では思います。 統合失調症の世界観で描かれた小説、そして統合失調症の当事者本を出版しています。 尚、逢坂 純(おうさかあつし)という名前はペンネームです。

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