岐路に立ったあの日。

疲れが溜まっていたんだと思います。これまでの知らず知らずのストレスが溜まっていたんだと思います。朝、いつものように自転車で家を出て、30分かけて作業所までの道をペダルを漕いで走って行きます。
今日はペダルが思い、行きたくない……。
そんな重たい気持ちになっていました。
多分、そのまま作業所に行ったら、僕の精神はメチャメチャになってしまっていたでしょう。
僕の友人も僕と同じような岐路に立たされていた事があったそうです。ここで踏みとどまらなきゃ、自分が駄目になってしまう、自分が死んでしまうと。
友人は選択を誤り、統合失調症になりました。
あの時、僕が作業所をサボっていなかったら、いつもの道を曲がって、公園のベンチで座っていなかったら、僕もその友人と同じになっていたでしょう。
そんな気持ちで公園のベンチで座っていた僕は、作業所をサボった罪悪感よりも、一時でも自由を感じ得たあの瞬間が堪らなく自分の心を癒してくれたのです。
結局、作業所の職員さんから、携帯に電話が入り、「話を聞くから」という事でその日はちょっと遅れて、通所。
話を聞いて貰えて、感謝でした、職員さん。

作成者: 逢坂 純

逢坂 純(おうさかあつし):統合失調症当事者。 私は統合失調症という精神障がいを抱えています。 20年経っても、病気は徐々に回復してきてはいますが、 それでも毎日、幻聴や被害妄想に苦しめられています。 統合失調症を甘えや我儘だと言う人もいますが、 統合失調症は脳の病気なのです。 僕は創作活動を20年前からやっていました。 そのお陰で、統合失調症という精神障がいを少しでも緩和出来ていたのかもと今では思います。 統合失調症の世界観で描かれた小説、そして統合失調症の当事者本を出版しています。 尚、逢坂 純(おうさかあつし)という名前はペンネームです。

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