自分のトリセツ。

僕はこの統合失調症LINEグループを作る際に、一番に癒しを目的として作りました。受容という言葉に置き換えられるかも知れない。

僕はWRAPという元気回復運動の講義を受けました。その時に、勉強したのが、自分の取説を作る事でした。

確かに人と付き合う上で、自分の取説を考える事は、いい事かも知れません。

どんな事をされたら、喜ぶのか、どんな事をしたら、激怒するのか、これが私の地雷です、と初めに言っておいた方が、円滑なコミュニケーションを取れるでしょう。

西野カナの「トリセツ」と同じようなものでしょうか。

西野カナの「トリセツ」は、これから旦那になる人に、数々の彼女の取り扱い説明書が歌われています。

それを考えたら、さだまさしの「関白宣言」も似たような歌かも知れないです。

自分の取説をつくるのは、結構難しい。

自分にはこんな秀でている部分があるのだと、これをやってくれたら僕は喜びます、そんな事を語れるでしょうか。

欧米的社会になった今でも、日本人は謙虚を美徳とする人種だと言われているようです。だから僕にこんな事を言って下さい、そうすると喜びます!と言えるでしょうか。

だけど、自己開示力が鍛えられるかも知れないと僕は思います。

異業種間の研修があるのを知っていますか?

異業種間の人々が山などの宿舎に泊って、合宿をするのです。

リーダーを決めて、山を登り、ルートを守り、ゴールまで歩く、滝行をする、自分はどんな人間かを大勢の人の前で、叫ぶ。それは自信に繋がるし、忍耐にも繋がるし、自己開示力にも伝わるような気がします。

自分の恥も、他の人に取ったら、宝物に見えるかも知れません。恥は宝だという考え方は、もう古い考え方なのでしょうか。

結構、自分の取説を作るのは難しい作業かも、・・・知れない。

作成者: 逢坂 純

逢坂 純(おうさかあつし):統合失調症当事者。 私は統合失調症という精神障がいを抱えています。 20年経っても、病気は徐々に回復してきてはいますが、 それでも毎日、幻聴や被害妄想に苦しめられています。 統合失調症を甘えや我儘だと言う人もいますが、 統合失調症は脳の病気なのです。 僕は創作活動を20年前からやっていました。 そのお陰で、統合失調症という精神障がいを少しでも緩和出来ていたのかもと今では思います。 統合失調症の世界観で描かれた小説、そして統合失調症の当事者本を出版しています。 尚、逢坂 純(おうさかあつし)という名前はペンネームです。

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