障がい者雇用で、飲食店に勤めていた事がありました。その飲食店での僕の仕事は、皿洗いと簡単な仕込み。皿洗いは業務用の食器洗浄機がやってくれるし、簡単な仕込みというのも、玉ねぎの皮むきと、じゃがいもの芽取りです。ランチタイムのバイキングの時間は店の繁忙期、フロアの人が忙しくしている時は、まだ僕は全く暇で、皿洗いのコーナーの一角で、鼻歌でも歌っていました。フロアの人がランチタイムのお皿を下げて来る時間になると、キッチンの人達はひと段落、食器を下げ終えたフロアの人もひと段落、ここからが僕の繁忙期なのでした。そうして一年半が経ち、僕は支援者の人たちとこれまでの振り返りの会合を開きました。そこで僕は仕事にミスが目立つ、と言われました。自覚は全くありませんでした。支援者の全員が僕に言いました。創作活動を辞めて、仕事に集中した方がいいと。けれども、僕はその時、創作活動があってこその自分だと、頑なにその申し出を断りました。そして会社を辞めました。
今ではそれは正しい事だったように思います。そうして今の創作活動を楽しむ自分がいるのですから。仕事を辞めた事に後悔はありません。