統合失調症の症状や回復具合は、環境の違いが大いに関係してくると思います。
家族の理解、職場の同僚、上司、後輩の病気への理解、今では、会社で働く統合失調症当事者は、表向きな障がい者への配慮だけでなく、本気で当事者への支援をしてくれている会社が多いと思います。
家に引き籠っている当事者への家族の理解は、並大抵ならぬ家族の努力が必要だと思っています。
引き籠りを経験している当事者は、もしかしたら、家族と一日中、同じ空間で過ごさなければいけないのだと思います。
そこで家族が統合失調症という障がいの事を理解して貰えなかったら、当事者も家族も両方とも苦しい日常を過ごす事になると思います。
体が気怠くて、もしくは夜寝られなくて朝方30分ほどしか眠れなかったりする当事者も、家族からしてみたら、朝早く起きないからだ、とか昼寝をするからだ、とか怠けていると指摘されかねないのです。
一日中、仕事もしないのは、怠けているのではなく、統合失調症の症状の一つだという事を分かって貰いたいです。
僕は30代の時に、家に引き籠っていました。
20代初めに統合失調症を疾病したのですが、
20代は障がいへの理解が深まっておらず、毎日、両親と喧嘩ばかりしていた毎日でした。
30代になり、家族四人で統合失調症の事を勉強してからは、喧嘩をする事もなくなりました。
父は僕の為に、市で畑を借りて、僕を少しでも外へ出そうと、中古の軽トラまで買って、野良仕事をしました。
だけれども、僕はそんな父を裏切り、畑には5回ぐらいしか行ってません。
父は定年してからも、畑を続け、今では野菜は八百屋で買わなくてもいいぐらい、育て収穫しています。
あの頃から10年弱の月日が経ち、僕ももう40代半ばになっています。
あの頃は興味を持てなかった畑仕事に、少しは感心が持てて来たのかも知れません。
カテゴリー: おしらせ
このサイトは、TOYOKAWA・統合失調症LINEグループ [Bar’s]の活動報告と共にグループメンバーを募集する為に作成されたホームページです。
そもそも統合失調症って何なんだー!?
統合失調症とは、そもそも何なのか。その疑問には少しばかり答えられるかも知れません。
教科書通りではありますが、統合失調症とは、文字の如く、統合が失調する病気なのです。
日本には100人に1人、発症者がいて、しかも100人が100人同じ症状では無いのです。
頭の中のフィルターが破れていて、健常者には気付かない音や考えが、その破れたフィルターを通って、統合失調症当事者は感じてしまうという事です。
病気の陽性症状と呼ばれる過渡期には、幻聴、妄想、思考伝播、させられ体験、希死念慮、などなど、その人の状態によって、様々な症状があります。
逆に陰性症状というのもあります。一見、安定期なのかな?と思われる人もいるかも知れませんが、結構厄介なのが、統合失調症の陰性症状なのです。
陰性症状の目立った症状は、眠れない、動きたくない、身なりに気をつけなくなる、時として暗く重い気持ちになり、沈み込む……。
こちらも様々です。
幻聴というのも、人それぞれで、自分の事を悪く言っている声が聴こえたり、また頭の中でラジオが流れているような苦痛にならない声が聴こえたりします。
妄想も本当に100人いれば100通りで、僕なんかを例に出していいものかどうか悩むところですが、僕の場合は、発症してすぐの時は、家族が誰か違う人のように思えて、家族にしばらく怯えていたと聞きます。
陰性症状の人は経験をした事があると思うのですが、仕事が出来なかったり、家の用事が出来なかったり……、それは認知機能障害から来ている物かも知れないのですが、それが周りの人には、サボっているように、怠けているように見えるのです。
その事で僕も父親によく叱りつけられたりしました。でも、その時はどうしようも無かったのです。
起きられないのですから。起きてもやる元気が無いのですから。
今は両親とも僕の障害を理解してくれていて、
家族仲良く暮らしています。
結婚して家を出た姉とは、毎日のようにLINE通話をしていて、僕の幻聴妄想を一刀両断してくれています。
僕は統合失調症LINEグループ[Birds]を同じ経験をしてきた同志として、共感し合えるグループにしていきたいと思っています。
TOYOKAWA・統合失調症LINEグループ[BAR’S]へのお問い合わせはこちら。
[contact-form-7 id="91" title="お問い合わせ。"]TOYOKAWA・統合失調症LINEグループ[Bar’s]へのお問い合わせ。
[contact-form-7 id="91" title="お問い合わせ。"][contact-form-7 id="91" title="お問い合わせ。"]只の一当事者として。
僕自身、只の統合失調症当事者の一人でしかないのに、僕が統合失調症LINEグループを作ろうと思ったのは、どういう訳だったでしょうか。
僕は現在、統合失調症LINEグループとしては、日本一である統合失調症LINEグループ「すきゾ!」に入っています。
「すきゾ!」とは、統合失調症をドイツ語で言うと、スキゾイド、スキゾフレニアという事とそのスキゾイド、スキゾフレニアの自分が好きだという意味が含まれている命名だと僕は思っています。
その「すきゾ!」を運営しているのが、僧侶でもある管理人の方です。
もう十年間も無休ですきゾ
を運営してきたそうです。
そこには、只自分への使命感からの「すきゾ」
運営があったのだとすきゾ管理人さんは言います。
スキゾ管理人さんには、僧侶として人の悩みを説くという人を癒せる長所があります。
僕は福祉系の資格がある訳でもなく、人の悩みを解決出来る程、経験を積んできた訳でもありません。
只、統合失調症の一当事者としての自分の経験が、誰かとその経験から、気持ちを共感出来たらいいなと思っているのです。
このグループで沢山の人と出逢い、たくさんのお話を聞かせていただく事で、自分の成長に繋がる事が出来ると思ったのです。
こんな事を言ったら、どういう人なんだ!と思われるかも知れませんが、僕のLINEグループ運営も、僕自身の勉強の為なのです。
それが経験として、うまく作用してくれたら、僕も成長していけるのではないかと思っているのです。
どうぞ[Birds]と共に、僕の事も見守っていて下さい。この縁が長く続くように、一緒に頑張って行きましょう(無理なく)。
当事者のご家族さまにも。
僕が作った統合失調症LINEグループ[Birds]では、一つの約束事を作ってみました。
それはこのLINEグループをストレスのはけ口にしない事という事です。
しかし、はけ口と愚痴や弱音は全くの別物だと僕は思っています。
だから、グループ内で同じ障がいを抱える者同士が、自分の障害に対してお互いに共感し合えるようなグループ作りをしていきたいです。
僕はこの[Birds]に、当事者が参加出来るグループとは別に、当事者のご家族さまグループという部屋を作りました。
そのグループは当事者のご家族さま専用の部屋にしたいと思っています。
よって、この部屋には当事者は入れません。
当事者のご家族さまも、他の今までに紹介してきた5つの部屋にも入れません。
それは、お互いが言いたい事を言える場を提供したいからです。
当事者のメンバーさんは、ご家族に聞かれたくない話題や、照れ臭くなってしまう話題もある事だと思います。
当事者のご家族さまも、当事者の前では言えない愚痴などがある事だと思います。
僕自身、当事者なので、他の当事者のご家族様がどんな事に悩んでいるのかとか、知る事で自分の勉強にもなるのではないかと思い、
一当事者の僕が当事者のご家族さまにあくまでも一当事者として、意見が述べられればいいなと思ったりもしています。
当事者、ご家族様が沢山の気付きを得られる場になればいいと思いますし、僕自身も、それぞれの方から学びを受け取れる場になればいいと思っています。
僕は何か助言出来るわけではありません。
只、皆さんのお話しを聞き、自分も共感を得る事が出来、それが参加者の一人一人にも僕と同じ気持ちになって頂きたいと思って、このグループを作った次第です。
もしご興味、ご関心のある方は、是非ご連絡下さい。
当事者のお悩み部屋。
当事者のお悩み部屋も作りました。僕自身、統合失調症の当事者なので、同じ精神疾患を持った人の悩み事には、共感出来る事も多いかと思います。
その当事者の悩みを僕が解決出来るかどうかと言えば、僕には出来ないのかも知れません。いや、出来ないです💦。
しかし、このグループに集まってくれた、同じ統合失調症の当事者の人ならば、僕一人のアドバイスよりももっと、有益なアドバイスを与えられるのではないかと思っています。
家の母親は癌だったのですが、癌になった人の気持ちは癌になった人じゃないと分からない、と常々言っていました。
だから母は、癌になってしまった母の友人に、癌になった当事者として、応援したり叱咤したりが出来るのです。
かと言って、日常では当事者同士との交流よりも、そうでない人との関わりの方が多いような気がします。
そういう点では、一番身近にいる統合失調症ではないご家族様の意見を伺ってみるのも、いいかなと思いました。
だから僕は、当事者のご家族さま部屋と言う部屋も設けて見ました。
それはまた後述しますが、当事者のお悩み部屋では、当事者同士が、どうやって症状が続く日々をどうポジティブに乗り越えていけるかを話し合ったり、同じ当事者同士、励ましあったり、そんな環境が作れれば嬉しいですす。
また、環境と言えば、同じ統合失調症とは言え、その症状の状態によって、悩みも様々に違ってくると思います。
体が辛くて、家から出る事が出来ない人、就労に向けて、意見を聞きたい人、また就労をしている当事者ならではの悩みもあると思います。当事者の経済的自立や精神的自立の悩みもあります。
僕はまだ未婚なのでいいアドバイスは出来そうにないのですが、病気を抱えての恋愛や結婚に対しての悩みや不安もある人もおおいのではないかと思います。僕自身、恋愛経験も浅いし、僕自身が未婚なので、結婚に対して前向きな考えが出来ない部分もあります。
だからこそ、このグループに人が多く増えれば、増える程、その当事者が抱える悩みも様々な意見を貰える事と思います。
僕の今の一番の悩みは、社会経験が乏しいので、大人として未熟な考え方から抜け出せない事です。
親にすねっかじりの一当事者としての意見ならば、言えるかも知れません。だからこのグループに参加して下さるメンバーさんを募集しているのです。
グループへのご参加、お待ちしております。
元気箱。
元気箱部屋と言うのは、実はWRAPという元気回復運動の講義を受けた後に、作業所の所長と話した事がきっかけになりました。WRAPで、自分の活力の源の道具箱を作ったんだよと、作業所の所長に話した事で、所長が道具箱の事を元気箱と呼んだというのが、命名のきっかけです。
自分の心の中に、そして生活の中で、いくつ元気になる源の道具を作れるか、その数が多くなくても、一つだけでも、それが自分の活力になれれば、それはもうその試みは成功していると言ってもいいと思います。
因みに僕の元気箱の中身は、創作活動(文筆)、
中島みゆき、カラオケ、チョコミントアイス、キンキンに冷えたアイスコーヒー、LINE通話、まだありそうだけれど、また思い出したら、書き加えておきますね。
創作活動は、僕が統合失調症になった20代前半からずっと続けている事で、今、当時からの作品を読み返すと、あの頃の僕は、大層病んでたなー、と思い返す事があります。
創作活動が統合失調症のリカバリー法にもなっていたと今では思いますし、これからも創作活動は続けて行きたいと思っております。
そして、それを生業に出来たら、いいなと中年になっても、夢と目標を忘れず、生きています。
夕方まで作業所に行っていて、帰ったらまずする事は、キンキンに冷えたアイスコーヒーを作って、グビリと二杯ぐらい飲む事です。
それで少しなりにも、その日一日の疲れが取れて健やかになれている毎日です。
チョコミントアイスは、自分へのご褒美にしています。
最近、市役所にマイナンバーカードの申請に行って、マイナポイントを15000ポイント貰ったので、ご褒美のチョコミントアイスも、結構食べれてます。
3年間していた禁煙に挫折して、マイナポイントを使って、煙草を5000ポイントぐらいその為に使ってしまっていた自分に、すぐになくなっちゃうよと母から言われ、再び禁煙の道を歩み始めている僕です。
これを読んでいる皆さんの元気が出る道具は何ですか?
喋り場という雑談部屋。
僕が作ろうとしている統合失調症LINEグループ[Birds]には、喋り場という雑談グループも用意しております。
そこでは、「最近コロナ、まだ怖いねー」とか、
「ファミリーマートのあのアイスクリームが美味しい」とか、そんな他愛のない話題から、最近ちょっと疲れ気味だから、しばらくボーっとして心を癒したいなどの理由で通話グループに参加されるのも、いいかも知れません。
僕が参加している統合失調症LINEグループでは、通話グループをラジオを聴くように、黙って聴いているだけの人もいました。それはそれで、心が癒されるその人なりの参加方法だと思います。
喋りたい人は、通話を使って、お話しに盛り上がって頂くのも、いいと思いますし、色々な参加の仕方があると思っています。
勿論、チャット機能を使って、交流を図るのも心の安定を得られる方法だと思います。
自分のトリセツ。
僕はこの統合失調症LINEグループを作る際に、一番に癒しを目的として作りました。受容という言葉に置き換えられるかも知れない。
僕はWRAPという元気回復運動の講義を受けました。その時に、勉強したのが、自分の取説を作る事でした。
確かに人と付き合う上で、自分の取説を考える事は、いい事かも知れません。
どんな事をされたら、喜ぶのか、どんな事をしたら、激怒するのか、これが私の地雷です、と初めに言っておいた方が、円滑なコミュニケーションを取れるでしょう。
西野カナの「トリセツ」と同じようなものでしょうか。
西野カナの「トリセツ」は、これから旦那になる人に、数々の彼女の取り扱い説明書が歌われています。
それを考えたら、さだまさしの「関白宣言」も似たような歌かも知れないです。
自分の取説をつくるのは、結構難しい。
自分にはこんな秀でている部分があるのだと、これをやってくれたら僕は喜びます、そんな事を語れるでしょうか。
欧米的社会になった今でも、日本人は謙虚を美徳とする人種だと言われているようです。だから僕にこんな事を言って下さい、そうすると喜びます!と言えるでしょうか。
だけど、自己開示力が鍛えられるかも知れないと僕は思います。
異業種間の研修があるのを知っていますか?
異業種間の人々が山などの宿舎に泊って、合宿をするのです。
リーダーを決めて、山を登り、ルートを守り、ゴールまで歩く、滝行をする、自分はどんな人間かを大勢の人の前で、叫ぶ。それは自信に繋がるし、忍耐にも繋がるし、自己開示力にも伝わるような気がします。
自分の恥も、他の人に取ったら、宝物に見えるかも知れません。恥は宝だという考え方は、もう古い考え方なのでしょうか。
結構、自分の取説を作るのは難しい作業かも、・・・知れない。